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【中田浩二 視点】ベルギーの両ウイングバック裏突けるかが鍵

[ 2018年6月30日 09:30 ]

W杯1次リーグG組   ベルギー1―0イングランド ( 2018年6月28日    カリーニングラード )

後半に先制ゴールを決めたヤヌザイ(AP)
Photo By AP

 ベルギーもイングランドも決勝トーナメント進出を決めていたため、お互いにメンバーを落としてきたが、サッカーの質は落ちていなかった。ベルギーは3―4―2―1の3バックでスタイルは変わらず、しっかりとボールをつないできた。

 後半6分のヤヌザイの決勝点は左から攻めてサイドチェンジし、ヤヌザイが右から中へドリブルし、フェイントでマーカーをかわしてシュートした。少し距離があったが、積極的に狙ってくるところは素晴らしかった。

 日本戦ではベストメンバーに戻してくるだろう。ルカクやE・アザール、デブルイネら個の力もあるし、組織力もある。前線には強力な選手がいて破壊力もある。3バックなので両ウイングバックの裏にできるスペースを日本が突けるかどうか。ただ、日本が1トップなので守備の人数が多すぎることから4バックにしてくる可能性もある。そのあたりの駆け引きも注目だと思う。(元日本代表DF)

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2018年6月30日のニュース