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【加茂周氏語る勝因】動き抜群だった香川&大迫 本田も攻撃のポイントに

[ 2018年6月20日 08:14 ]

W杯1次リーグH組   日本2―1コロンビア ( 2018年6月19日    サランスク )

後半、香川は軽快な動きを見せる(撮影・西尾 大助)
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 1トップの大迫とトップ下の香川の動きが効いていた。大迫は最後まで運動量が落ちなかった。守備では最前線でスイッチを入れる役割を果たし、攻撃では体を張ったプレーを続けた。先制点の香川のPK獲得は、大迫が相手DFの裏に抜け出してシュートまで持ち込んだことがきっかけ。決勝点のヘッドも素晴らしかった。どちらも競り合いから抜け出す体の強さが際立っていた。

 序盤の香川の積極的なプレーも光った。先制点の場面では、相手DFの裏を突くパスの狙いも良かったし、大迫のシュートのこぼれ球への反応も良かった。そして何より大事なPKを冷静に決めきった。コロンビアが1人減り、引いて守るようになってからはボールを触る回数が減ったが、動き自体は悪くなかった。

 左サイドの乾はゴールに迫る場面をつくり、調子の良さをうかがわせた。右サイドの原口もいつものように献身的によく走っていた。後半途中で入った本田も攻撃のポイントをつくれていた。攻撃陣は全体的に良かったと思う。そして、11対10の優位な状況で80分以上プレーできるチャンスを確実に勝利に結びつけたことは、日本にとって大きかった。 (元日本代表監督)

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2018年6月20日のニュース