西野監督“奇跡”学生時代から　別選手の得点が「西野決勝ゴール」

Ｗ杯１次リーグＨ組   日本２―１コロンビア （ 2018年6月19日    サランスク ）

前半、指示を送る西野監督（撮影・西尾　大助）
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　奇跡が代名詞となりつつある西野監督は、学生時代から“持っていた”。浦和西３年時の高校選手権埼玉県大会準決勝・浦和南戦。敵陣深くで得た間接ＦＫのチャンスで、なぜか直接ゴールを狙い、ネットを揺らした。同期で主将を務めた黛俊行氏（現日本協会審判部）は「おそらく間接ＦＫと知らずに蹴ったのだと思います」と回想。誰もボールタッチをしなければゴールは認められないが、意表を突かれた相手ＧＫが手を伸ばしてボールに触れたため得点となった。

　関東大会決勝・韮崎戦では別の中盤の選手がヘディングで決勝弾を決めたが、翌日の地元紙に躍った見出しは「西野　値千金の決勝ゴール」。まさかの誤報だったが、チームメートは「西野のおかげで勝ってきたから仕方ない」と納得したという。早大時代はバレンタインデーに段ボールいっぱいのチョコレートをもらっていたモテ男。現在もダンディーさは健在で、勝利の女神も振り向かずにはいられないのかもしれない。