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ポルティモネンセ、流経大・小池に正式オファー 国内外で争奪戦

[ 2018年6月20日 13:33 ]

 ポルトガル1部のポルティモネンセが、流通経大4年のDF小池裕太(21)の獲得に乗り出していることが19日までに分かった。関係者によれば、今季活躍したFW中島翔哉(23)に続く日本人の獲得を目指す中で、小池に白羽の矢が立ったという。既に5年契約の正式オファー。小池には複数のJクラブも獲得に動いており、国内外で争奪戦が勃発した形だ。

 複数の関係者によれば、ポルティモネンセは今季10得点12アシストを記録した中島の活躍により、新たな日本人若手有望株の獲得を画策。その中で大学サッカー界No・1左サイドバックの呼び声高い小池の名前が浮上し、既に「5年契約の正式オファーを提示している」(関係者)という。

 新潟ユース出身の小池は身長1メートル70と小柄ながら、正確な左足と豊富な運動量、スピードを武器に、流通経大では1年からレギュラーの座を獲得。16年には特別指定選手として鹿島に登録され、既にJデビューも飾った逸材だ。高速ドリブルに加えロングスローも持っており、プロ入り後のさらなる成長が期待されている。

 ポルティモネンセは、かつて鹿島のFW金崎がプレー。浦和で活躍したブラジル人MFポンテ氏が強化部長を務めており、元々日本とはゆかりの深いクラブだ。昨季7年ぶりに1部昇格を果たし、今季は中島の活躍もあり1部残留。既に新シーズンに向けた補強を進めており、小池はその中でも即戦力の評価という。

 小池には既に複数のJクラブも獲得に乗り出しているが、ここに来て海外クラブが争奪戦に参戦した。浦和のMF長沢が専大在学中の14年1月にドイツ1部ケルンに入団したケースがあるが、大学から直接、海外に渡るのは極めてまれ。小池の決断に注目が集まる。

 ◆小池 裕太(こいけ・ゆうた)1996年(平8)11月6日生まれ、栃木県出身の21歳。新潟ユースから13年8月にトップチームの公式戦に出場可能な2種登録。15年に流通経大に進学し、翌16年に特別指定選手として鹿島に登録。同年5月18日のナビスコ杯(現ルヴァン杯)湘南戦でJデビューを飾った。17年ユニバーシアード日本代表。1メートル70、67キロ。利き足は左。

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2018年6月20日のニュース