×

柏木変身「超攻撃的スタイル」興梠最優先からクラブW杯仕様へ

[ 2017年12月9日 05:30 ]

クラブW杯準々決勝   浦和―アルジャジーラ ( 2017年12月9日    ザイードスポーツシティ )

まだ時差ボケが取れない?アブダビのまばゆい光を背に眠そうにあくびをする柏木
Photo By スポニチ

 アジア王者の浦和は9日(日本時間10日午前1時30分)、クラブW杯(CWC)準々決勝でアルジャジーラ(開催国、UAE)と激突する。司令塔のMF柏木陽介(29)は“CWC仕様”にプレースタイルを変え、パスだけでなく2列目からの積極的なミドルシュートを予告した。また、MF本田圭佑(31)擁する北中米カリブ海王者パチューカはアフリカ王者ウィダード・カサブランカ(モロッコ)と対戦する。

 柏木がプレースタイルを“CWC仕様”にモデルチェンジする。初陣は、開催国UAEの強豪アルジャジーラが相手。アブダビ市内での非公開練習を終えた司令塔は「2列目からも積極的にシュートを狙う。ミドルがあれば、相手も前に出てくる。ゴール前のワンツー、パスも生きてくる」と話した。

 ACLでは勝利を最優先させ、プレーも守備に比重を置いてきた。リーグ戦では「慎三に得点王を獲らせることばかりを考えていた」。特に終盤戦はボールを持てば興梠へのパスを最優先してきた。だがクラブW杯の柏木は違う。2列目からも果敢に左足を振る。

 既に弱点も把握済みだ。オセアニア王者オークランドとの開幕戦を見た印象は「思っていたよりは強くない」。UAE代表を3人擁する強豪だが、クラブ関係者によれば両サイドの裏が空く傾向が明白だ。柏木も「ボールを持つ戦いができれば。もちろんゴールも狙っていきたい」と目つきが鋭くなった。

 今季はリーグ戦で5得点、ACLでは1得点もその貢献度からMVPに輝いた。日本代表専属シェフの西芳照氏も帯同しており、体調も万全。完全アウェーが予想されるアルジャジーラとの戦いを制し、準決勝で待ち受ける欧州王者レアル・マドリードへの挑戦権を手に入れる。

続きを表示

2017年12月9日のニュース