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「こんにちは日本」の日の丸で盛り上げも 柴崎VS乾はお預け

[ 2017年12月9日 23:18 ]

リーガ・エスパニョーラ第15節   ヘタフェ0―0エイバル ( 2017年12月9日 )

エイバル戦の後半、途中出場し競り合うヘタフェの柴崎(左)
Photo By 共同

 スペイン1部で史上初となる日本人対決の実現はお預けとなった。エイバルのMF乾貴士(29)は7試合連続先発し、左MFでプレー。得点には絡めないまま後半17分にベンチに退いた。

 一方のヘタフェのMF柴崎岳(25)は約3カ月ぶりに復帰を果たした。移籍後初得点を決めた9月16日バルセロナ戦で左足第5中足骨を骨折。それ以来のベンチ入りで、乾が退いた後の後半28分から登場した。地元ファンの大歓声を受けてピッチに立つと、同35分にヒールパスで好機を演出。同42分には相手への反則で警告を受けるなど、ケガの不安を感じさせない激しいプレーも披露した。

 この試合は日本人が所属するクラブ同士の対戦ということで、リーグが大々的なプロモーションを展開した。試合前のスタンドには「こんにちは日本」と書かれた大きな日の丸が掲げられ、エスコートキッズも日の丸を持って入場。ピッチへの入場ゲートには乾、柴崎のアニメ風の絵が描かれた。ピッチ上ではスペイン1部で初の日本人対決はならなかったが、柴崎は試合に先立ってリーグの公式インタビューに「これから日本人選手がリーガ(・エスパニョーラ)に入ってプレーできるように、日本人の価値を高めないといけない。日本人2人がここでプレーして試合するのは誇りに思う」と話した。

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2017年12月9日のニュース