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高倉なでしこドロー発進も…世界女王相手に執念、横山が劇的同点弾

[ 2016年6月3日 12:20 ]

<日本・米国>前半、先制ゴールを決めイレブンと喜ぶ岩渕(中央)(AP)

米国遠征・国際親善試合 日本3―3米国

(6月2日 米コロラド州コマースシティー)
 高倉麻子新監督(48)率いる新生なでしこジャパンが2日(日本時間3日)、米コロラド州コマースシティーでの親善試合で米国と対戦。岩渕真奈(23=バイエルンM)、大儀見優季(28=フランクフルト)の両エースによるゴールで2点をリードし、一度は逆転されたが終了間際に追いつき3―3でドロー。高倉監督の初陣を白星で飾ることはできなかったが、リオデジャネイロ五輪金メダル最有力候補の世界ランキング1位を相手にゴールへの執念を見せた。

 リオデジャネイロ五輪の出場を逃し、19年W杯フランス大会と東京五輪へ向けて再スタートを切ったなでしこジャパン。代表20人のうち11年W杯ドイツ大会優勝メンバーを5人にとどめるなど世代交代を推し進めるなかでの世界女王との対戦で、いきなり前半から主導権を握った。

 前半15分、MF阪口からのパスを受けた岩渕がドリブルで仕掛けてペナルティーエリア手前右サイドから左足を振りぬきミドルシュート。ゴール左隅に決めて先制すると、同22分、右サイド敵陣深くからのMF中島のクロスを大儀見が右足で流し込んで2点目。5分後にFWモーガンのゴールで1点を返されたが、1点リードで前半を折り返した。

 しかし後半12分、大儀見がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。数的不利に立たされると流れは米国に。同19分、DF熊谷が与えたFKから最後はモーガンに決められ同点に追いつかれると、終了間際の44分に勝ち越しを許す。それでも終了間際に途中出場のFW横山のゴールで同点。執念のドロー劇となった。

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