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なでしこ 高倉新体制で守備進化 米国撃破へ新たなトライ

[ 2016年6月3日 05:30 ]

米国遠征に出発する高倉麻子監督らなでしこジャパン

米国遠征・国際親善試合

 なでしこジャパンは2日(日本時間3日)、高倉麻子新監督の初陣で米国と対戦する。前日は2部練習を行い、午後は試合会場のスタジアムへ移動。非公開で紅白戦を実施した。指揮官が細かく指示したのは守備について。最終ラインの上げ下げやゴール前の攻防について確認した。

 DF宇津木が「必然的に守備の時間は長くなる。練習もかなりした」と言えば、DF熊谷は「新しいことというか、トライは凄く多い。自分たちがこれまでいいなと思ってやってきたことからもう1歩、2歩前にというか“このままじゃいけないんだ”っていうことを凄く言われている」と力を込めた。

 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選では5戦7失点で敗退した。五輪に臨む世界ランク1位の米国に対し、5人の新顔を含む日本は7位。試合は1600メートルの高地コロラド州コマースシティー到着から3日後で準備不足も否めない。

 それでも指揮官は「今、持ってるものを全部引き出せるように、戦術的にもメンタル的にも気持ちよく選手を送り出してあげたい」と気合。守備の進化から、新生なでしこの真価を示していく。

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2016年6月3日のニュース