Ｊ２熊本　岡本主将は泣きながら場内一周「来週こそ元気を与えられるように」

＜千葉・熊本＞横断幕で謝意を表す熊本サポーター

明治安田生命Ｊ２第１３節 熊本０―２千葉

（5月15日 フクアリ）
　Ｊ２熊本でキャプテンを務めるＭＦ岡本賢明（やすあき、２８）は試合後、泣きながら場内を一周した。

　チームの３６日ぶりリーグ復帰戦となった千葉戦に先発。０―２で敗れ、被災地に勝利を届けることはできなかったが、後半２５分に交代するまで７０分間全力でプレーした。

　試合後、「きょうは絶対勝たなくちゃいけないゲームだったし、勝ちたかったんで悔しいです」と切り出した岡本は「僕たちはサッカーさせていただいていますし、これが決して当たり前じゃないってことは皆さんにも分かってほしいし、そのためにも僕らはきょう結果を出して熊本にちょっとでも元気を与えたかった。それができなくて本当に悔しいです」と絞り出すように話した。

　自身も熊本県出身で、札幌でのプレーを経て２０１４年からＪ２熊本でプレー。「きょうで終わりじゃない。来週こそは絶対熊本に元気を与えられるようにまた頑張りたい」と必死に前を向いた。