ハリル監督、期待の香川と個人面談　「得点に絡むプレー昨年以上」

ナイキ製のボールを手にするハリルホジッチ監督

国際親善試合 日本代表―イラン代表

（10月13日 テヘラン）
　ＭＦ香川がハリルホジッチ監督の個人面談を受けた。１０日の練習後、体幹強化のメニューを終えほかの選手とともに引き揚げようとしていると、１人だけ名前を呼ばれ指揮官のもとへ。通訳を介して約８分間。身ぶり手ぶりを交えながら熱く語りかけてくる言葉にうなずきながら耳を傾け、最後は指揮官に肩を抱かれて終了した。

　ＦＷ岡崎の得点をアシストするなど、３―０勝利に貢献したシリア戦。だが、個人としては満足できる内容ではなく「シュートを打ったイメージがない。そこは課題」と振り返っていた。チャンスメークをこなす回数が多く、自らが得点を狙う場面は皆無。後半３４分に交代し、自身初の３試合連続得点はマークできなかった。

　今季は所属するドルトムントで好調を維持。ハリルホジッチ監督も「素晴らしいシーズンを送っている。得点を取る、取らせるプレーは昨年より良くなっている」と信頼を寄せてきた。拮抗（きっこう）した展開が予想されるイラン戦は真価が問われる試合。指揮官の期待が個人面談という形で表れた。