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ザック監督 決定力UPが最重要課題 暑熱対策は順調

[ 2014年6月4日 05:30 ]

<日本・コスタリカ>後半、日本・ザッケローニ監督が指示を出す

国際親善試合 日本3―1コスタリカ

(6月2日 米国・タンパ)
 日本代表のザッケローニ監督は試合後、決定力アップを最重要課題に挙げた。

 相手に疲れが見え始めた後半に3点を奪って逆転勝ちしたが、前半は大迫らが決定機を逸しただけに「これから(初戦までの)2週間はしっかり決められる方法を見つけないといけない。ゴール前に攻め込んだときに、ボールをしっかり呼び込むことが重要だ」と話した。

 試合は1次リーグ初戦のコートジボワール戦に近い午後9時キックオフ。気温は23・7度とそれほど暑くなかったが、湿度は66%と高く、選手は開始10分でユニホームがびっしょり濡れるほど汗をかいた。タンパ合宿の主な目的は暑熱対策。指揮官は「前半にボールを回して相手を疲れさせたことで後半の攻撃につながった」と強調。レシフェ、ナタルでも想定される高温多湿へのアジャストには成果を得られていることを示した。

 W杯では少ないチャンスをいかに生かすかが鍵となる。暑熱対策は順調とあって「よりチャンスを生かすことが大事。これについては、ここから集中的に練習していく」と今後はゴールへ直結する攻撃パターンを徹底的に叩き込んでいく考えだ。

 ≪国際Aマッチ4連勝≫先制点を許したが3―1でコスタリカに逆転勝ち。これで昨年11月19日のベルギー戦から国際Aマッチ4連勝。11年アジア杯でPK戦、延長戦を含む5連勝はあったが、90分での4連勝はザックジャパン初。岡田ジャパンの09年9~10月以来、5年ぶり4連勝。

 ≪逆転勝利は通算4度目≫ザックジャパンの逆転勝利は通算4度目。13年9月10日のガーナ戦(0―1→○3―1)、同11月19日のベルギー戦(0―1→○3―2)と最近8試合で3度目の逆転勝ち。ビハインドからも粘って結果を出せるようになってきた。

 ≪米国でのAマッチはジーコジャパン以来≫米国でのAマッチはジーコジャパン時代の06年2月10日の米国代表戦(●2―3・サンフランシスコ)以来、2度目のこと。この試合はMF長谷部のAマッチデビュー戦だった。

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2014年6月4日のニュース