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【出場国チェック・E組】フランス 戦術変えさせた21歳ポグバ

[ 2014年6月4日 11:35 ]

 欧州予選敗退の崖っ縁から逆転でW杯切符を手にしたフランス代表。ウクライナとのプレーオフは0―2で敗れた第1戦の4―2―3―1から4―3―3へのシステム変更が功を奏し、第2戦に3―0と完勝した。

 攻撃に厚みを与え、守備も安定させる結果となった3ボランチをデシャン監督に決断させたのが、21歳のMFポグバの存在だった。

 1メートル86、80キロと恵まれた体格。フィジカルの強さ、長い脚を生かしたボール奪取に、高いボールコントロールスキルも併せ持つ。前線への速い縦パスも魅力だが、攻撃参加の多い3ボランチなら相手を蹴散らす豪快な攻め上がりや強烈なミドル弾がより生きてくる。昨夏のU―20W杯で主将としてフランスを世界一に導き、MVPを獲得。欧州予選途中でA代表に招集され、すぐにレギュラーをつかんだのも納得できる才能の持ち主だ。

 「子供の頃からW杯でプレーすることを考えていた。凄く興奮している」。腰に痛みを抱えるFWリベリの出場は微妙だが、フランスが勝ち上がるようならポグバも世界的スターへと駆け上がることになりそうだ。

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2014年6月4日のニュース