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最年長34歳遠藤「スルー!」 内田に叫んで同点弾

[ 2014年6月4日 05:30 ]

<日本・コスタリカ>後半15分、日本・遠藤が同点ゴールを決める

国際親善試合 日本3―1コスタリカ

(6月2日 米国・タンパ)
 反撃ののろしを上げたのは、チーム最年長の34歳だった。後半開始から青山に代わって途中出場した遠藤は、一瞬の好機を見逃さなかった。

 15分に香川、本田とつないだボールがペナルティーエリア内に入ってくると、前にいた内田に「スルー!」と呼びかけた。ゴール前に走り込み右足ダイレクトで合わせ、貴重な同点弾を挙げた。

 「(相手が)後半になってバテると思っていた。3列目が攻撃に関わるとチャンスになるし、リスクを冒すところは冒そうと」。ベンチで冷静に戦況を見守り、積極的な飛び出しから挙げた国際Aマッチ143試合目での通算13得点目。巧みなパスワークで中盤にリズムを生み出すなど、持ち味も存分に発揮した。

 後半からの出場にも「最初から出たい気持ちはあるけど、監督には監督の考えがあるんで」とさらりと答えた背番号7。与えられた時間で結果を出すのはベテランならではだ。W杯南アフリカ大会デンマーク戦で鮮やかなFK弾を決めてから4年がたった。「(4年間で)自分がやってきたことが間違いじゃなかったと証明したい」。頼れる司令塔がいよいよW杯モードに入った。

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2014年6月4日のニュース