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W杯開幕戦会場で初の公式戦 警備や観客の誘導などチェック

[ 2014年5月19日 10:16 ]

サッカーのW杯ブラジル大会開幕戦を前に、初の公式戦が開かれたサンパウロ・アリーナ

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会開幕戦の会場で、度重なる事故で完成が大幅に遅れていたサンパウロのサンパウロ・アリーナで18日、本番を前に初の公式戦が行われ、約3万7千人を集めたが大きな混乱なく終了した。

 試合はブラジル全国選手権のコリンチャンス―フィゲイレンセ。本来は約6万6千人収容だが、保安上の理由などから観客を制限して実施し、警備や観客の誘導など12項目で運営のチェックが行われた。地元組織委のトラジ最高経営責任者(CEO)は記者会見で「本番より少ない人数とはいえ、全ての分野をテストできた。開幕までのベースはできたと思っている」と評価した。

 同アリーナでは昨年11月にクレーンが倒れて作業員2人が死亡し、ことし3月にも転落死亡事故が起きた。

 開幕戦は6月12日に行われ、地元ブラジルとクロアチアが対戦する。(共同)

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2014年5月19日のニュース