遠藤、今野も目標は優勝「チャンスがある限り狙う」

笑顔でＷ杯への意気込みを語るG大阪・遠藤。右は今野

Ｗ杯日本代表メンバー発表

　Ｗ杯日本代表に選出されたＧ大阪のＭＦ遠藤保仁（３４）とＤＦ今野泰幸（３１）がそろって会見。ともに優勝を目標に掲げた。

　０６年ドイツ大会、１０年南アフリカ大会に続き３度目のＷ杯代表選出となる遠藤は「メンバーの誰よりもワールドカップを経験していると思いますし、チーム全体として１つにまとまって大会に臨めるような雰囲気を作っていければ」と最年長としてまとめ役を買って出た。

　今野は前回大会の直前に左膝靭（じん）帯を痛め、本大会は第３戦のデンマーク戦に後半４３分から途中出場するにとどまった。「前回のことは忘れていますし、全く関係ないです」ときっぱり。「今の僕は後々のことを考えるといろいろ考えてしまってネガティブになってしまうので、今を頑張ろうということだけ意識してやっています」と話した。

　ＤＦ内田篤人（２６＝シャルケ）、ＤＦ吉田麻也（２５＝サウサンプトン）、ＭＦ長谷部誠（３０＝ニュルンベルク）ら故障の影響が心配されるメンバーについて遠藤は「まだ１カ月近くありますし、十分コンディション戻せる時間はあると思います」と心配はしていないという。

　ＦＷ本田圭佑（２７＝ＡＣミラン）、ＤＦ長友佑都（２７＝インテル・ミラノ）ら優勝を目標に掲げるメンバーもいることを引き合いに、目標を問われた２人は「優勝を狙えるチャンスがある限りは優勝を狙います」（遠藤）、「ものすごく難しいとは思いますけど、やってみないとサッカーはわからないし、高いところ目指している選手がたくさんいるので、僕もまずは優勝目指してそれに向けてしっかりトレーニングしたいなと思っています」と決意を口にした。