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前田 今季8点目で健在アピールも「入らないでしょう(笑い)」

[ 2014年5月12日 09:31 ]

<磐田・大分>相手DFと激しく競り合うDF駒野(左)

J2第13節 磐田1―1大分

(5月11日 ヤマハ)
 W杯“当落線上”のラストアピールを懸けた磐田のホーム大分戦は、1―1のドローに終わった。前半35分にFW前田が先制も、後半10分に直接FKから失点。単独2位をキープも首位湘南との勝ち点差は12に広がり、連続完封勝利は4でストップした。

 W杯を目指す候補にとっては、12日の日本代表メンバー発表前最後の公式戦。魅せたのはFW前田だ。MF松井が左のMF山田へ展開、その山田が中央へ送ったクロスを滑り込みながらゴール右に押し込んだ。「日本代表について特別な思いはないですが、入りたい気持ちはいつも持っています。入らないでしょう(笑い)」。昨年6月のコンフェデ杯以降は代表から遠ざかるエースだが、2戦ぶりの今季8点目で健在を示した。

 結果を残したエースとは対照的に、伊野波と駒野のDF陣は5戦ぶりの失点を喫した。最終ラインを統率した伊野波は、後半立ち上がりの失点に「マンマークを外している。個々のミス」と悔やんだ。特に後半は運動量が減り、最近は手応えをつかんでいたゲームコントロールについても、駒野は「相手が引いた時に、無理に中にボールを通してしまうことが多かった」と反省する。

 3人にとって、12日は運命の1日――。「どういう選択になっても悔いはない」と伊野波。駒野も「決めるのは(ザッケローニ)監督。あとは待つだけ」と、静かに発表の時を待つ。

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2014年5月12日のニュース