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ザック監督 選考基準は「和」「戦術の理解力」「ユーティリティー」

[ 2014年5月12日 14:45 ]

W杯メンバーを発表するザッケローニ監督

 日本サッカー協会は12日、6月に開幕するワールドカップ(W杯)ブラジル大会に臨む日本代表メンバー23選手を発表した。

 都内のホテルで行われた会見で、アルベルト・ザッケローニ監督(61)は、悩んだ末の選考だったことを明かした。「能力的な部分については該当する選手が23人以上いた」と前置きし、「チームの和を大切にすること」「戦術的な理解力の高さ」「複数のポジションをこなせるユーティリティー」、そして「自分たちがやりたいサッカーを出せる選手」などが選考基準になったと説明した。

 また「同じ実力の選手が2人いたら若い選手を連れていく」とも言い、その理由としてブラジル大会でのタフな移動、気候条件などを考慮し「フレッシュな選手を使いたいから」。一方で「これまでの積み上げてきたもの、代表に名を連ねてきた選手を大事にした」とも付け加えた。

 悩んだ部分は「ボランチを1枚増やすかどうか?」という点。結果として攻撃的な選手が多くなったのは「ブラジルで自分たちが主導権を握って自分たちのサッカーをするためだ」と強調。「(本番で)日本のサッカーが成長していることの証明したい」と言い切った。

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2014年5月12日のニュース