広島・森保監督　ザックに猛アピール！？「選ばれる選手いると信じたい」

＜広島・清水＞視察に訪れたザッケローニ監督

Ｊ１第１３節 広島１―１清水

（5月10日 Ｅスタ）
　広島の森保一監督（４５）が１２日に迫ったワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会のメンバー発表を前に、“最後のお願い”を行った。

　気温の高いホームでの清水戦を１―１で引き分けた後、代表選考について聞かれ「サンフレッチェから日本代表に選ばれてブラジルに行くべき選手はいると思っている。我々はこれまで結果も出しているし、選手もいいパフォーマンスをしている。サンフレッチェから日本代表に選ばれてブラジルに行く選手が必ずいると信じたい」と訴えた。

　Ｗ杯メンバー発表前ラストマッチとなった１戦に、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督（６１）が広島まで視察に訪れ、その目の前で代表候補のＤＦ塩谷司（２５）がゴール。前半１４分、右ＣＫから相手のクリアボールがファーに流れたボールをＤＦらしからぬ豪快な右足ボレーで叩きこんだ。

　国士舘大から１１年にＪ２水戸入りし、１２年から広島に移籍した塩谷は清水戦のゴールが今季５点目。ついにエースの元日本代表ＦＷ佐藤寿人（３２）を抜いて今季のチーム最多得点者となった。チームの２連覇に貢献した守備はもちろん、得点力も魅力で“サプライズ選出”の可能性も十分にある。他にもＤＦ水本裕貴（２８）、ＭＦ青山敏弘（２８）、ＭＦ高萩洋次郎（２７）、ＦＷ石原直樹（２９）ら多くの代表候補を抱える広島。森保監督の願いがザッケローニ監督に届くか。答えはあと２日で出る。