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なでしこジャパン アジア杯でのスコール対策を意識

[ 2014年5月10日 05:30 ]

女子アジアカップのためベトナムへ出発するなでしこジャパンの佐々木監督(中央)

 なでしこジャパンは国際親善試合のニュージーランド戦から一夜明けた9日、アジア杯(14日開幕)が行われるベトナムへ向けて成田空港発の航空機で出発した。佐々木則夫監督(55)は試合会場のピッチ状況に応じてロングボールを多用する戦術を取り入れる方針を示した。

 苦い思い出がある。08年のアジア杯もベトナム開催。その初戦となった韓国戦では試合前にゲリラ豪雨に見舞われウオーミングアップができず。試合中も劣悪なピッチ状況に悩まされ、1―3の敗戦を喫した。その後、1次リーグは突破したものの準決勝で中国にも敗れ3位に終わった。今回も東南アジア特有の気候に悩まされる可能性があり「(ロングボールなど)ピッチ状況や天候に合った戦い方をしたい。順応してやる」と、話した。

 順当に勝ち上がれば指揮官は決勝前日の24日に56歳の誕生日を迎える。「(24日は)シビアな夜になるからね」と、控えめに話した佐々木監督。臨機応変な戦術で勝ち上がりアジア杯初制覇を成し遂げて自身の誕生日も盛大に祝う。

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2014年5月10日のニュース