×

代表発表目前に朗報!麻也 最終節マンU戦で戦列復帰も

[ 2014年5月10日 05:30 ]

サウサンプトンのチーム練習に合流したDF吉田麻也

 左ひざじん帯損傷で離脱していたサウサンプトンの日本代表DF吉田麻也(25)が、11日のリーグ最終節マンチェスター・ユナイテッド戦で戦列復帰する可能性が出てきた。当初は今季絶望の見解が示されていたが、クラブが公式ツイッターで吉田の練習合流を発表。守備の要の早期復帰はブラジルW杯へ臨むザックジャパンにとって朗報だ。

 驚異の回復力で今季最終戦出場に望みをつないだ。吉田は5日からチームの全体練習に参加。スパイクを履いて負荷のかかるメニューをこなしてもリバウンドがなく、ほぼ100%の状態にまで回復しているという。

 所属事務所は「最終戦でベンチ入りする可能性はあると思います」とコメント。マンチェスターUの日本代表MF香川との“日本人ダービー”で、2月22日ウェストハム戦以来となる出場の可能性も出てきた。

 吉田は3月25日の練習中に左膝を負傷し全治6週間と診断された。当初、サウサンプトンのポチェッティーノ監督は「今シーズン中の復帰は絶望」と説明。治療が長引くならば、吉田は日本に帰国してリハビリする意向を持っていた。だが4月中旬にはランニングが再開できるなど、思っていた以上に回復が早く、指揮官が帰国に“待った”をかけた。懸命のリハビリで復帰のメドが立った吉田は、9日付の公式ブログで「まずはメディカルスタッフにありがとうですね。やっぱり幸せを感じる時…寝るとき、食べる時、サッカーする時!」と喜びをつづった。

 12日にはW杯ブラジル大会の出場メンバー23人が発表される。ザックジャパンで37試合2得点の吉田のメンバー入りは濃厚だが、実戦から遠ざかったままならば体調面での不安が残っていた。だが、練習復帰の報告を受けた原専務理事が「順調に回復しているのは連絡を取って聞いていた」と安どの表情を浮かべたように、本大会へ向けてのザックジャパンの不安が一つ解消されることになった。

続きを表示

2014年5月10日のニュース