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6月は「本田」を売る!今夏移籍へアピール強化月間

[ 2013年6月4日 06:00 ]

アップでリラックスした表情を見せる本田

 ビッグクラブ移籍を目指す日本代表MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)が、6月を「アピール月間」に充てる。11日のW杯アジア最終予選イラク戦(ドーハ)にはベシクタシュ(トルコ)などが視察することが判明。また、15日から開催されるコンフェデ杯にはインテル・ミラノなど強豪クラブが訪れるもようで、活躍次第では今夏の移籍が現実味を帯びてくる。

 勝負の6月だ。1日のロシア杯決勝、アンジ・マハチカラ戦後に、本田は「ある程度(ロシアで)やり終えたと思う。この夏、ボクの望む形になれば良い」と移籍を熱望した。CSKAモスクワとの契約は14年1月まで。ギネル会長は地元メディアに対し「適切なオファーがあれば応じる」とコメントしており、今月の代表戦5試合はアピールの場となる。

 昨年1月、本田はラツィオと契約寸前までこぎつけながら破談。移籍金1600万ユーロ(当時のレートで約16億円)がネックとなったと言われているが、今夏はVVVフェンロ(オランダ)から移籍した際の1200万ユーロ~1500万ユーロになるとみられている。

 欧州の代理人筋の話では、11日のイラク戦は、ベシクタシュなどトルコ強豪クラブのスカウトが視察する予定。そして世界の強豪が集まるコンフェデ杯には長友が所属するインテル・ミラノなどビッグクラブのスカウト陣も集結する。彼らは、ブラジル(15日)、イタリア(19日)、メキシコ(22日)との3戦で右太腿痛を抱えていた本田の状態をチェックすることになる。

 特に興味を示しているのが今季9位と低迷したインテル・ミラノだ。すでに調査を開始しているが、来季からはマッツァーリ監督が就任。同監督はナポリを指揮していた11年にも本田獲得に動いた経緯があり、今でも本田への評価は高い。関係者によると、コンフェデ杯でのパフォーマンス次第で一気に移籍交渉に発展する可能性もあるという。

 移籍に関しては「今までの経緯を考えると、全く分からない」と本田は慎重な姿勢を崩さないが、ザックジャパン以上に重要な戦いが待ち構えている。

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2013年6月4日のニュース