長友　フル出場で躍動！「うれしい」も「これは通過点」

＜日本・オーストラリア＞前半１０分、突進する長友

Ｗ杯アジア最終予選Ｂ組 日本１―１オーストラリア

（6月4日 埼玉）
　２月のラトビア戦以来の先発出場となった不動の左サイドバック、長友が、フル出場で躍動した。

　左膝の故障から復活。まだ完全とは言えないが、後半３５分には、相手ＧＫに止められたものの、前線に１人で持ち込む積極的な攻撃も見せた。

　Ｗ杯出場を決めた長友は、晴れ晴れとした表情で「うれしい」と言いながらも「まだまだ」と表情を引き締めた。

　「圭佑はメンタル強いんで、必ず決めてくれると思っていた。さすがです」と認める本田が同点のＰＫを決めた。ともに「Ｗ杯優勝」を目指す２人は、前日に本田が日本代表に合流すると、さっそく“ランチ会談”。夢、目標に向けて熱く語り合ったという。

　「本気でワールドカップ優勝を狙っているので、これは通過点だと思っている。自分も成長しないといけないので、努力します」長友の目はもう、ずっと先を見据えていた。