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チェコがギリシャに辛勝 序盤の2点で逃げ切る

[ 2012年6月13日 03:25 ]

<チェコ2―1ギリシャ>前半3分、MFイラチェクのゴールで先制し喜ぶチェコ代表

欧州選手権グループA チェコ2―1ギリシャ

(6月12日)
 ポーランドとウクライナが共催するサッカーの欧州選手権は12日(日本時間13日)、グループA第2戦ギリシャとチェコの対戦は、チェコが2―1で勝利した。

 4失点を喫してロシアに完敗したチェコは、攻撃陣が奮起した。試合開始から積極的に仕掛けると、前半3分MFヒュブシュマンのスルーパスにMFイラチェクが合わせると、打ったシュートはGKハルキアスに当たるも、ゴール右に決まり先制。

 さらに、わずか3分後には、DFゲブレ・セラシエが右サイドを突破しクロスをあげると、ゴール前に飛び込んだMFピラルが足に当てて押しこむ。

 2点を追うギリシャは、FWサルピンギディスがクロスに頭で合わせて、ネットを揺らすシーンもあったがオフサイドの判定。前半はチェコが圧倒し、2点をリードして終了。

 後半8分、チェコ守備陣にミスが出て、ギリシャが思わぬ形で得点を奪う。左クロスに対応しようとしたGKツェフに、DFシボクが重なりボールがこぼれると、FWゲカスが無人のゴールに決める。

 1点を返したギリシャが、その後主導権を握る。FWミトログルを投入するなど次々とゴールに迫るが、シュートの精度を欠くなど得点を奪うことができない。試合はこのまま終了し、チェコが辛くも1点差で逃げ切った。

 序盤に2得点を奪うなど前半は圧倒したチェコだったが、名手GKツェフのミスからの失点が影響したのか、後半は防戦一方。決勝トーナメント進出をかけた、開催国ポーランドとの最終戦に不安を残す内容となった。

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2012年6月13日のニュース