ポーランド対ロシアはドロー　決勝Ｔ進出は最終節へ持ち越し

＜ポーランド１―１ロシア＞２試合連続となるゴールを決めたロシア代表ＭＦジャゴエフ

欧州選手権グループＡ ポーランド１―１ロシア

（6月12日）
　ポーランドとウクライナが共催するサッカーの欧州選手権は１２日（日本時間１３日）、グループＡ第２節ポーランドとロシアの対戦は１―１の引き分けに終わった。

　チェコに４―１で快勝したロシアが、この試合も優位に試合を進めるかと思われたが、開催国ポーランドが押し気味に展開する。前半６分、ＦＷオブラニアクのＦＫにＤＦベーニッシュが合わせるが、ＧＫがセーブする。同１８分、裏をぬけたＦＷポランスキがネットを揺らすが、オフサイドの判定。

　何度かポーランドがチャンスをむかえるが、先制したのはロシア。同３７分、右ＦＫからＭＦアルシャビンの蹴ったボールにＭＦジャゴエフが頭で合わせて、ゴールを決める。ジャゴエフは第１戦の２得点に続く、２試合連続ゴール。前半はロシアの１点リードで終える。

　後半は１点を追うポーランドが積極的に攻めるも、ロシアの鋭いカウンターに危険なシーンをむかえる状況が続く。

　後半１２分、ＭＦオブラニアクのパスを受けた主将ＭＦブラシュチコフスキが、ペナルティーエリア付近で放ったボールはゴール左隅に豪快に突き刺り、ポーランドが同点に追いつく。

　その後は一進一退の攻防で、両チームともに好機をむかえるも決定力に欠ける。残り時間１０分あたりからはカウンターの応酬となったが、追加点は生まれなかった。

　グループＡはロシアが勝ち点４で首位に立ち、２位チェコが同３、３位ポーランドが同２、４位ギリシャが同１となった。

　最終節（１６日）ではロシアがギリシャ、ポーランドがチェコと対戦する。ロシアは引き分け以上で、ポーランドとチェコの直接対決は勝利した方が決勝トーメントに進出する。