川島　どや！好セーブ連発で勝ち点１呼び込んだ

＜オーストラリア・日本＞好セーブを見せた川島が”どや顔”でほえる

Ｗ杯アジア最終予選Ｂ組 日本１－１オーストラリア

（6月12日 ブリスベーン）
　左に来ると読んだウィルクシャーのど真ん中へのＰＫは止められなかった。だが、好プレーで引き分けを呼び込んだＧＫ川島永嗣は「（相手にＰＫを与える反則を犯した内田）篤人のためにＰＫは止めたかったけど、アウェーの勝ち点１を前向きにとらえたい」と話した。

　開始から猛攻を受けた前半６分、カウンターからのカーヒル、ウィルクシャーの連続シュートをはじき、嫌な流れを止めた。終了直前には、右に曲がりながら枠をとらえたウィルクシャーのＦＫを右に跳んではじいた。ともに決定的だった。

　退団が決定的なベルギー１部リールセからの移籍問題を封印して、最終予選３試合に集中してきた。ホーム２試合はボールを触る機会が少なかったが「試合によって役割をこなすのがＧＫ」と、３試合目で仕事を果たした。「今、大切なのは自分たちが成長すること」。守護神はどこまでも前向きだった。