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香川 好機演出も不発「3試合で1点はがっかり」

[ 2012年6月13日 06:00 ]

<オーストラリア・日本>前半、相手に囲まれる香川

W杯アジア最終予選B組 日本1-1オーストラリア

(6月12日 ブリスベーン)
 不発に終わったFW香川真司は後半47分にピッチから退いた。1―1の後半33分に長友の左クロスを頭で合わせたがGKの真正面。その1分後にも左足で強烈なシュートを放ったが、またしてもGKに止められた。「3試合で1点は自分としてはがっかりしている。評価できない」と唇をかんだ。

 待ちに待ったオーストラリア戦だった。昨年1月のアジア杯準決勝・韓国戦で右足を骨折。オーストラリアとの決勝の舞台には立てなかった。それから1年5カ月。フィジカルで勝る相手に「難しい試合を強いられると思っていたが、個としてもチームとしても負けずに戦わないといけない」と反省を口にした。

 この試合はドルトムント所属として臨むラストマッチでもあった。約2年間、父親のように接してくれたクロップ監督への恩返しの意味を込めてプレーしたが、自らの門出を祝えなかった。「長い間合宿して、いいものをつくり上げて、これで代表(の活動)が終わるのが残念。これが代表の難しさ。でも、やってて楽しい90分だった」。最終予選第4戦は9月のイラク戦。今度はマンUの香川として結果を残す。

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2012年6月13日のニュース