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“ドームの申し子”岡本 263日ぶり先発で復活弾を

[ 2011年7月6日 13:44 ]

久々の先発に燃える岡本

 札幌のMF岡本賢明(23)が、6日の北九州戦(札幌ドーム)で昨年10月16日の甲府戦(札幌厚別)以来、263日ぶりに先発する。5日、宮の沢で行われた紅白戦に主力組のトップ下でプレー。右膝の故障に悩まされ続けてきたテクニシャンは「チャンスなので、いいプレーをできるよう心がけたい」と意気込んだ。

 リーグワースト10得点と得点力不足にあえぐチームを救う。今季は昨年10月に悪化させた古傷の右膝が万全ではなく、石崎監督も「時間限定」と、開幕からスーパーサブとして起用してきた。だが前節2日の栃木戦(栃木グ)から8日間で3試合の過密日程となったことで方向転換。トップ下で3戦連続フル出場となるベテランMF砂川の疲労も考慮し、指揮官は岡本の起用に踏み切った。

 岡本がゴールを挙げれば、8戦6勝2分けと負けなし。しかも8得点のうち4得点が札幌ドームと「ドームの申し子」だ。前回のゴールは昨年8月7日北九州戦(札幌厚別)と、復活の条件は整っている。「相手の嫌がるところで起点になって、ゴールを決めたい」。膝に負担の掛かる自転車を控え、コンクリート上を走るのもやめた。細かいところから気を使う岡本が、大胆なプレーでサポーターを沸かせる。

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2011年7月6日のニュース