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鹿島・小笠原 悲願4冠へ天皇杯獲る

[ 2011年1月1日 06:00 ]

天皇杯決勝へ向けシュートを放つ小笠原

 天皇杯は1日、東京・国立競技場で決勝を行い、クラブ通算14個目のタイトル獲得を狙う鹿島が、清水と激突する。鹿島は31日、鹿嶋市内で最終調整。MF小笠原満男(31)が、01年1月1日の第80回大会決勝で延長の末に退けた清水を返り討ちにすることを誓った。

 小笠原は10年前の対戦でVゴールを含む2ゴールを決めて鹿島をJリーグ史上唯一の3冠に導いた。ベテランMFは「懐かしいね。(今回は)あんなことはないでしょ。でも、いい試合をして勝ちたい」と当時と同カードになった元日決戦に向けて気を引き締めた。
 勝たなければならない理由がある。優勝すれば無冠返上となるうえに、4年連続でアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場できる。「ACLは絶対出たい。(鹿島が)唯一獲れていないタイトルだから絶対に獲りたい」と悲願達成に向けて強い決意を示した。
 さらに、小笠原は壮大な目標も口にした。「アジア(ACL)だけ獲っても満足できない。リーグとの両方は難しいけど、ナビスコ杯も天皇杯も獲って、3冠を超えるような1年のスタートにしたい」。10年前の3冠を超える4冠達成を見据えた。まずは3大会ぶり4度目の天皇杯をつかみ取る。

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2011年1月1日のニュース