【安田記念】スーパーホーネット気合の先着、復活の兆し

[ 2010年6月3日 06:00 ]

<安田記念・追い切り>藤岡佑介騎手を背に併せ馬に先着するスーパーホーネット(左)

 “目覚めろ!”スーパーホーネット騎乗の藤岡佑は、祈りを込めて左ステッキを7回振り下ろした。

 「気合を乗せる意味で。(ステッキは)頼む、という気持ち。それが馬に伝わってくれれば」
 ゴールを過ぎてからもステッキが飛んだ。CWコース6F79秒5~1F12秒5の好時計で外アークビスティー(4歳1000万)に約1馬身半の先着。復活の兆しがうかがえた。「相手を抜くまではいい雰囲気。乗って安心した。後はこの馬の走りができるかどうか。4角でガツンと来る、あの手応えが戻ってくれば」。抜け出してから脚色が鈍った点は「年を取って抜くところを覚えた」と解釈していた。
 矢作師は「半信半疑かな」としながらも「体つきは張りがあっていい」と復調を感じていた。G12着3回の実績に加え、相手関係を考えれば上位の器。悲願のG1制覇へ突き進む。

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2010年6月3日のニュース