【安田記念】トライアンフマーチ完成間近「上手に我慢」

＜安田記念・追い切り＞トライアンフマーチ（中）は、角居流３頭併せで仕上げられる

　白星は未勝利、オープン（キャピタルＳ）だけのトライアンフマーチだが、角居師は「ようやく血統馬が完成されてきた」と評価する。父スペシャルウィーク、母は桜花賞馬キョウエイマーチの期待馬も３歳時は粗削り。

　「気性が難しく真っすぐ走れなかったりした」と振り返る。「今は乗り手の指示に従い自分の気持ちをコントロールできるようになってきた。前走（マイラーズＣ２着）も競馬は上手にできていたね」
　追い切りでも成長ぶりを見せつけた。前後にパートナーを置いての３頭併せ。コーナーワークで前後の２頭が内、外に分かれて１馬身ほど先行するが、狭い２頭の間にひるむことなく飛び込み、３頭で鼻面を並べたままゴール板を過ぎても併走した。５Ｆ６７秒４～１Ｆ１１秒７の時計以上に内容はハードだ。「最終調整として、馬込みの中で我慢できるかどうかを確かめた。上手に我慢していた」と角居師は満足げ。３勝目がＧ１となるか。