ADOR ミン・ヒジン代表、巫女と親密な関係?HYBEが新たな主張

[ 2024年4月25日 20:30 ]

写真=ADOR
HYBEが、ADORのミン・ヒジン代表が人事や採用など、会社の経営を女性巫女(ムーダン、シャーマン)からのアドバイスに従って行ってきたと主張した。特に、この巫女はミン代表の親族の魂と交信しているとし、ミン代表とカカオトークで経営の全般をコーチしてきたという。

本日(25日)HYBEは、業務上背任の疑いで告発することにしたミン・ヒジン代表が、自身の親族と交信しているという巫女と交わした長文の会話をフォレンジック(保存されている文書ファイルやアクセスログなどから、犯罪捜査に有効な法的証拠を探し出すこと)を通じて確保した。会話の中には、ミン代表より年上の巫女である「ジヨン様 0814」が親族の魂が入ってきたとし、ミン代表に「姉さん」と呼び、会話を続けた。

巫女は2021年の会話で、ミン代表に「3年で会社を持って来い」とアドバイスした。彼女は「これから3年間姉さんを助ける」とし「ちょうど3年目に(ミン代表が設立する新レーベルを)企業合併するように持ってきて。3年以内に全てのことをやり遂げるだろう」と言った。そしてミン代表はジョイントベンチャーを設立する案、ストックオプション、新レーベルの設立などを巫女に検討してもらう。これは実際に巫女がコーチした時点と一致する。ミン代表は、自身が保有しているHYBEの株式の売却時点についても彼女と話し合った。

また、BTS(防弾少年団)の兵役問題についても巫女と意見を交わした。ミン代表が「BTS、軍隊に行くか行かないか」と聞くと、巫女は「行く」と答えた。それからミン代表は巫女に「彼らが軍隊に行くのが私には良いと思う。行かせて(笑)」と言った。それと共に「あなたはどう思う?」と聞くと、巫女は「行かせようと思う。金メダルを取ったわけでもないし」と呪術行為を暗示する発言をした。するとミン代表は「あの子たちがいない方が私に得だと思うから」ともう一度要請した。

日常的な経営活動に深く介入し、人事関連の不正も犯したと主張した。不正内容は、巫女から頼まれた人を事務所に就職させたことや、人事移動に関する情報を流出したこと、入社志願者の個人情報を流出したことなどだという。巫女は顧客の一人であるパク氏の入社志願書をミン代表の個人メールに送り、ミン代表は副代表のシン氏を通じて、パク氏に対する採用選考を指示した。その過程で、ミン代表は問題になることを直感し「M業者(巫女の商号)から紹介されたと書いてどうする。ただメールで送ればいいのに。馬鹿みたいにこのように紹介で連絡するってメールを送るなんて」と言った。それでも採用は順調に進み、ミン代表は経営と新人ガールズグループのマネージャーのうち、どのような職務をパク氏に任せるかを巡っても巫女と相談した。

面接を受けた志願者についての評価も、巫女と一緒に行った。巫女が肯定的な評価を与えた志願者のほとんどは合格し、一部はADORに在職中であるという。また、他の部署に在職中だった一部のHYBE職員の転換配置を検討する過程でも、彼らの情報を巫女と共有し、一緒に評価を行った。

ミン代表と巫女が、HYBEの経営者らを対象に呪術活動をしたことも伝えられた。巫女がミン代表の自宅に「頭の形に作った餅を送る」と言うと、ミン代表は「これを食べるとうちの子たちが成功するのか。どのような利益があるか」と聞いた。これに対し、巫女は「とても(精神が)しっかりするだろう」と答えた。

経営陣を嘲笑する発言も登場した。HYBEの議長バン・シヒョクについて、ミン代表は「いや、基本技もあまりないし、純粋な模倣やコピー」と言うと、巫女は「コピーしてもお金になるから学んで」とアドバイスした。巫女が「バン氏も自分が代表でもないのに、自分が企画してここまで来たんじゃないか」と聞くと「実は私のものをコピーしてここまで来たんだよ(笑)」と答えた。この会話は2021年に行われたことで、当時最も成功していたBTSがミン代表が制作したものをコピーしてつくったグループだと主張した。

「ADOR」という社名も巫女に検討してもらったという。当初「オールジョイ」と「ADOR」の2つの名前で悩んでいたミン代表は、巫女に何回も聞き、彼女が「ADORがいい」と言うとすぐに採択した。

巫女を相手に、自分たちが育成する練習生を嘲笑する発言も日常的に行った。ある練習生についてミン代表が「バカたち、さすがに私の言うことはよく聞くだろうね。反抗する子はいないよね?」と聞くと巫女は「いない」と答えた。

会話によると、ミン代表は江南(カンナム)駅三洞(ヨクサムドン)にある占い店Mの「ジヨン様 0814」を2017年以前から知った。その後、SNSでの会話を通じて経営における助言を受けてきた。会話の相手は巫女と親族の魂を行き来し、ミン代表をコーチした。

M社は2021年8月、Mパートナーズという法人を立ち上げたことが確認された。巫女はこの法人の社内取締役となっている。この会社の代表取締役のイ氏は、同じ名前のMコンサルティングという名前の会社も運営している。Mコンサルティングは、ミン代表の個人作業室の清掃関連費用をADORに請求したことがあるという。

先立ってHYBEは22日、ミン代表に送った監査質問書でも上記に対する事実確認を要求したが、ミン代表は24日に送ってきた答弁書でこれを全て否定した。HYBEは入手した情報を、情報資産監査の過程で長文の会話を通じて実際に確認した。

HYBEの関係者は「公開できない犯罪行為を含め、これ以上経営活動を任せることができないほど深刻な問題が引き続き発見されているにもかかわらず、ミン代表が解任要求などに一切応じず、ADORの経営に深刻な支障をきたしている」と伝えた。

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