「BUCK―TICK」櫻井敦司さん急逝「群馬の3Bのひとつ、群馬の誇り」県民ショック…「ウソでしょ」

[ 2023年10月24日 15:09 ]

「BUCK-TICK」メンバー。中央が櫻井敦司さん
Photo By 提供写真

 ロックバンド「BUCK―TICK」のボーカル・櫻井敦司さんが、19日に脳幹出血のため死去したことが分かった。57歳。群馬県出身。所属事務所が公式サイトを通じて発表した。

 櫻井さんは今月19日に行われたコンサート中に体調不良を訴え救急搬送されたが、搬送先の病院で脳幹出血のため息を引き取った。観客によると、1曲目の時点で体調が優れない様子だったという。2曲目で座り込んで歌い、3曲目終了後にはスタッフに抱えられ退場。その後救急搬送され、そのまま公演は中止となった。

 「群馬の3B」の一角として、群馬が輩出したロックバンド「BUCK―TICK」。1984年春に結成された「非難GO-GO」を前身とし、翌85年に現メンバーでBUCK-TICKを結成。インディーズ活動を経て、1987年にメジャーデビューを果たした。デビュー当時は、急進的なハードコアバンド「ザ・スターリン」のカバーバンドで、服装とメイクを取り入れていた。1989年にリリースした4枚目のアルバム「TABOO」でチャート第1位を獲得。パブリックイメージとして定着している「バブル期」の音楽性は、櫻井の志向を反映したゴシック・ロック色が強い。

 1980年代後期のバンドブーム期から、1989年にメンバーの今井がLSD所持で逮捕された「謹慎」として約半年間活動休止したが、解散することなくメジャーで活動を続けており、メンバーの脱退や加入などもメジャーデビュー以降一切行われていない。後のヴィジュアル系バンドやアーティスト達に多大な影響を与えた。代表曲は「悪の華」「JUPITER」。

 「群馬の3B」とは群馬県出身者を中心とした「三大バンド」。BOOWY、BUCK―TICK、back numberの頭文字の「B」を取って「3B」と言われ、世代を問わず県民に愛され続けてきた。

 ネット上でも57歳という若さでの突然の悲報に「群馬の3Bの先輩が…まだ若いのに」「群馬の3Bのひとつ、群馬の誇り」「あまりの突然の訃報に驚くばかり。BOOWY、BUCK-TICK、backnumber。クラシック音楽でいうドイツの3Bほど世界的ではないけれど誇り高き群馬の3B」「若すぎる」「今衝撃すぎて言葉がない」「ウソでしょ…」などショックを受けたコメントと追悼メッセージが続々と寄せられている。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年10月24日のニュース