加藤シゲアキ 旧ジャニーズに「自分たちが一番厳しい目を向けるべき」

[ 2023年10月24日 13:46 ]

3年ぶりの長編小説「なれのはて」の発売記念会見を行った加藤シゲアキ(撮影・糸賀日向子)
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 NEWSの加藤シゲアキが24日、都内で3年ぶりの長編小説「なれのはて」(講談社)の発売記念会見を行った。

 旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡る、自身の姿勢を問われると「被害者に配慮しつつ、自分たちの会社で起きた問題ですから自分たちが一番会社や組織に厳しい目を向けるべきだと思います」とコメント。「作家業としてこの会社にいる必要があるのかと言われると思うが、個人としては内側からその組織を監視したい、見つめたいですし、自分の中で大きなテーマになる可能性もありますし、自浄作用を一旦担えれば良いなと思っています。それが出来ないのであればいる意味が無いと思う」と語る。

 今作の改稿作業中に旧ジャニーズの問題が。メディア・報道についても描いており「メディアの話を今出すべきなのか考えた」と葛藤を明かす。

 「読み直す中で自己批判的厳しい視点で丁寧に読み直したんですけど、結果的に自分の感覚は間違っていないと信じたかったし、それだけの覚悟で書いた自負はある。自分としては覚悟を持って書き上げたので刊行しない選択肢は無かった」と強いまなざしで語った。

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