橋下徹氏 3年ぶりの日韓首脳会談に「政治的には最適なタイミングだと思う…利益になることは一緒に」

[ 2022年11月14日 08:55 ]

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が14日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。岸田文雄首相が13日、カンボジア・プノンペンで韓国の尹錫悦大統領と会談したことについて言及した。

 日韓首脳の正式会談は約3年ぶり。最大懸案となっている元徴用工訴訟問題で、外交当局間の協議が加速している現状を踏まえ、早期解決を図る方針で一致した。韓国前政権時代に冷え込んだ両国関係の改善を見据え、首脳間でも意思疎通を継続すると確認。弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対しては、米国を交えた3カ国の安全保障協力と抑止力強化でも合意した。

 橋下氏は「政治的には最適なタイミングだと思う。韓国と歴史認識で一致するなんて絶対に無理です。見方が違うわけですからね。ですからここは歴史認識が一致するとか、もっと言えば、本当に政治的に仲良くなるっていうのは、もう無理だという前提で、その代わり利益になることは一緒にやっていったらいいと思うんですよ。安全保障の問題、北朝鮮に対する問題とか、経済の問題でもそうですけどもね」と持論を展開。

 そして、「今回は伊大統領の政治家としての覚悟をすごい感じます」と言い、「外交というのは、政治家は強気でいくんですよ。というのは、弱気になってしまうと、自国内で反対の声がすごく出るから。外交というのは強気でいくっていうのは、世界各国いつの時代でもそうなんですけども、伊大統領はかなり日韓関係を改善するために国内から反発を受けてでも日本と何とか前に進めていこうとものすごく進めています」と強調。「伊大統領は覚悟を持ってやっているので、僕はしっかりと日本サイドも応えるべきところは応えるべきだと思いますね。譲れないところはあります。法的な部分は譲れないけれど、その他の部分ではしっかり伊大統領に応えていくべきだと思います」と自身の考えを述べた。

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2022年11月14日のニュース