尾上松也 「自分にとってはリスクしかない」も歌舞伎以外の活動もする理由語る

[ 2022年9月18日 23:07 ]

歌舞伎俳優の尾上松也
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 歌舞伎俳優、尾上松也(37)が18日放送の日本テレビ「おしゃれクリップ」(日曜後10・00)にゲスト出演し、歌舞伎以外の活動も積極的に行なっている理由を語った。

 松也の父・尾上松助さんは、05年に59歳で死去。当時まだ20歳だった松也は、父が築いた一門を背負うことになった。「急に父がいなくなって、大変でしたけど…」と振り返り、「当時、僕はまだ世間の皆さんにも認知されていなかったから、僕の歌舞伎界での立場だと、歌舞伎以外のところで認めてもらって初めて歌舞伎界で自分の役がつくと思っていたので…。ワンシーン撮るために1カ月歌舞伎を休んだことも何度もありましたから」と語った。

 「自分にとってはリスクしかないんですから。若い歌舞伎俳優にどんどん抜かれちゃいますから」と言いながらも「そのリスクを取ってでも、まず自分の価値を歌舞伎以外のところで上げなきゃいけないという風に割り切ってやっていましたねえ」と吐露。松助さんは歌舞伎の家柄出身ではなかったが、一代で一門を作り上げたこともあり、松也もそれを守り抜く決意をしたという。そのため、活躍する場を求め「親父が亡くなってから沢山オーディションも受けたり、自分の歌舞伎の自主公演を立ち上げて、積極的にやっていくようになりましたね」と語った。その結果「大変な時期もありましたけど、今となっては苦労してよかったなと思います」と心境を吐露していた。

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2022年9月18日のニュース