青木理氏 27日の安倍元首相の国葬、世論調査の結果に「故人にとっても好ましくないという気すら」

[ 2022年9月18日 09:18 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ジャーナリストの青木理氏が18日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。東京で27日に営まれる安倍晋三元首相の国葬について言及した。

 青木氏は「決め方がどう考えてもおかしいと。つまり国権の最高機関たる国会にも諮らず、しかも閣議決定で決めて予備費から出すって、財政民主主義にも反するし、国の意思を示すという国葬の在りようから考えても、どう考えてもおかしい。しかも旧統一教会の問題が出て来て、政治と旧統一教会のあやしい蜜月の問題で物凄く反発が強まっている」と指摘。

 そして「結果として、全主要メディア(の世論調査)で国葬には反対、おかしいんじゃないかという人の声が圧倒的に高くなっている。中には6割くらい反対だという声も出ている。こうなってくると、本当に心から思うんですけど、故人にとっても好ましくないという気すらしてしまう」と言い、「これはまさに政治決断でまだ引き返すということをすべきじゃないかっていう気が、僕は個人的にするんですけれども、まあしないだろうってことになって来ると、問われてくるのは、半旗の掲揚を含めた内心の自由の侵害であるとか、思想信条の自由の抑圧みたいなことが断じて起きないように、われわれメディアはひるまずにきちんと監視をするということに尽きるのかなっていう気はしますけれどもね」と自身の考えを述べた。

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2022年9月18日のニュース