姜尚中氏 安倍元首相の国葬に「個人的に哀悼の意を故人に対して示すことと、国葬は別次元」

[ 2022年9月18日 08:48 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 東大名誉教授で政治学者の姜尚中(カン・サンジュン)氏(72)が18日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。東京で27日に営まれる安倍晋三元首相の国葬について言及した。

 姜尚中氏は「個人的に哀悼の意を故人に対して示すことと、国葬は別次元のことだということをまず理解しなければいけないと思う」と指摘。また、「その次に言いたいことは、なぜ国葬なのかっていうのは、僕は1つの狙いは憲法改正に弾みをつけたいと。安倍さんの宿願は憲法改正でしたから」と言い、「ただ僕はこれは岸田政権のオウンゴールだと思います。これによって、かえって憲法改正は遠のいた。なぜかというと自民党の憲法草案、これは緊急事態条項、あるいは家族条項を見ても、これは今、問題になっている旧統一教会の考え方とかなり似通っている。国民の、これはおかしいのでは、と思うパーセンテージが増えている」と自身の見解を述べた。

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2022年9月18日のニュース