佐野史郎 俳優として大病と向き合った日々「看護師さんと話しているという役を演じているように」

[ 2022年5月2日 12:58 ]

佐野史郎
Photo By スポニチ

 俳優の佐野史郎(67)が、2日放送の「ポップUP!」(月~金曜前11・45)にVTR出演。役者として、病気と向き合うことで気持ちが楽になったことを明かした。

 佐野は昨年4月、39度の発熱で病院を受診し、「多発性骨髄腫」と診断。12月10日には所属事務所の公式サイトで、病名を公表し、抗がん剤と、自身の血液から採取した幹細胞を骨髄に戻す「造血幹細胞移植」による治療を行うため、11月末から入院していることを明かしていた。

 闘病生活は、生きる気力を奪うほどの激しい痛みで、ギリギリの精神状態だったという。しかし、佐野は「いまこの感覚は、映画を撮っている時とかドラマを撮っている時と一緒だなと思ったの」と闘病生活を回顧。「これ(病気)を治すっていう物語を完成させるのに、スタッフとキャストが総動員で各パートの仕事を全力で一生懸命やってくださっていて、これをみんなで作り上げようって。極端に言えば、看護師さんと話しているという役を演じているように感じる。そうすると、僕自身がたぶん楽になるのかな」と俳優として病気に向き合い、役者としてフィクションの世界を作り上げることで気持ちが楽になったと話した。

 昨年12月には自身のインスタグラムで退院を報告。今年4月17日には自身のツイッターで「#くるりのPV"loveless"で現場復帰しておりますが、新しいドラマや映画は、これから少しづつ・・・」と仕事復帰したことを明かしている。

続きを表示

2022年5月2日のニュース