佐野史郎 多発性骨髄腫での闘病生活 激痛でギリギリの精神状態に「早く楽にしてくれって」

[ 2022年5月2日 12:25 ]

佐野史郎
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 俳優の佐野史郎(67)が、2日放送の「ポップUP!」(月~金曜前11・45)にVTR出演。「多発性骨髄腫」での闘病生活を明かした。

 佐野は昨年4月、39度の発熱で病院を受診し、「多発性骨髄腫」と診断。12月10日には所属事務所の公式サイトで、病名を公表し、抗がん剤と、自身の血液から採取した幹細胞を骨髄に戻す「造血幹細胞移植」による治療を行うため、11月末から入院していることを明かしていた。

 佐野は、「ほとんど完全にがん細胞を追いやるために、強い抗がん剤を点滴で注入する」とはじめ、「なので、具体的にいうと粘膜とかはただれたり、抵抗力がなくなる」と治療法について説明。続けて「でも、そういうことが起きないようにするために非常に原始的な治療なんだけど、氷を4時間くらいずっと頬張っているんですよ。これで冷やして炎症が起きないようにして…」と闘病生活を振り返った。

 また、「敗血症になっちゃったんですよ」と明かし、「これがしんどくて、連日38度から39度。MAXは40度いったんですよね。これが3週間くらい続いたんですよね」と回顧。当時について「それがちょっとしんどくて、現実なのか夢なのか分からないけど、死後の世界ってやっぱりあるのかなとか…」と思い返した。

 生きる気力を奪うほどの激しい痛みだったとし、「でも、あまりにもつらいので『あ、帰れないのかな?』とは思いますよ。どこか諦めたり、早く楽にしてくれってやっぱり思いましたよ」と回想。「ちょっと『もういいや…』って。多分、痛みとかそういう辛さがMAXだとそうなっちゃうかな?人間って」とギリギリの精神状態で病気と闘っていたという。

 昨年12月には自身のインスタグラムで退院を報告。今年4月17日には自身のツイッターで「#くるりのPV"loveless"で現場復帰しておりますが、新しいドラマや映画は、これから少しづつ・・・」と仕事復帰したことを明かしている。

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2022年5月2日のニュース