生島ヒロシ 震災から11年…被災地の現状や問題点、未来について語る

[ 2022年3月11日 19:20 ]

気仙沼の現状と未来について語り合った左から佐藤健一氏、生島ヒロシ、加藤拓馬氏
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 フリーアナウンサーの生島ヒロシ(71)が11日、生まれ故郷の宮城県気仙沼市の大震災遺構「伝承館」から「生島ヒロシのおはよう定食/一直線 特別編」~東日本大震災これまでとこれから~(月~金曜前5・00)と題したスペシャル生放送に出演した。

 生島は、妹の亀井喜代美さん(享年57)夫妻を津波で亡くしている。発生から11年を迎え、「コロナや震災から10年以上が経過し、風化が言われていますが、決して忘れてはならない」と万感の思いを込めた。

 ゲストは震災当時、市の防災課長だった伝承館(旧気仙沼向洋高校)の佐藤健一館長と兵庫県出身ながら同市のまちづくりに携わっている「まるオフィス」加藤拓馬代表の2人。被災地を勇気づける応援ソングと言われている同市出身ののシンガー・ソングライター熊谷育美(36)の「雲の遥か」を聴きながら、3人は気仙沼を始めとする被災地の現状や問題点、未来について語り合った。

 生島が「加藤くん、君たちの時代だけどさ、明るい未来が待っている気がするけど、どうだい?」と質問を投げかけると、加藤代表は「地元の中学生・高校生と一緒に、彼らがいろんなチャレンジをするまちにして行きたいなと思ってますし、彼らは“復興まちづくりが楽しそう”と言ってくれるんですよね。僕らにとっても励みになるので、それはこれからもしっかり続けて行きたいです」と笑顔を浮かべた。

 生島は「現実の中、前を向いて生き抜いていかないといけませんから。人生は続きますから!みんなで力を合わせて、乗り越えて行きたいと思います」と呼び掛け、「ハブ・ア・ナイスデイ!気仙沼に来てくれ!待ってっからね」の大合唱で番組を締めくくった。

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2022年3月11日のニュース