有働由美子アナ 震災から11年「私たちにできること」を語る

[ 2022年3月11日 17:07 ]

有働由美子アナウンサー
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 フリーアナウンサーの有働由美子(52)が11日、ニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)に生出演。東日本大震災から11年、被災地の人々との交流に触れた上で、「私たちにできること」について語った。

 震災以降、何度も東北地方を訪れてきた有働アナは「先週の土曜日、日曜日に釜石と陸前高田」を訪問したと明かした。釜石にはきまって立ち寄る民宿があり、今回も同所へ向かった。「11年目になって何か伝えたいことあるって(民宿の人に)聞いたら『コロナが落ち着いたら遊びに来てください。それが一番うれしいし、喜びだ』って話をしていて」と振り返った。

 続けて、震災を機に宮城・石巻に移住したフリーカメラマン・平井慶祐さんを紹介。平井さんは当初、震災の被害状況などを撮影していたが、「その中で人々の笑顔を取るようになった」という。有働アナは「津波の被害などを受けた方々の悲しみは本人じゃなければ分からない。悲しみの量は減らないかもしれないけど、喜びの数を増やしていくことはできるんじゃないか。そっちのほうが多くなっていけばいいな」と、平井さんが語っていた言葉を紹介。「まさにそうだなって思って」と共感した。

 先週、被災地を訪問し「私たちにできること」を改めて考えたそうで、「『喜びの数を増やせるお手伝い』ができるのであれば、と思いました」と有働アナ。具体的には「足を運ぶ」ことが大切ではないかとし、「それはなにかなと、11年目の被災地に、と思った時に。コロナで地元の観光業も大変なんですけど、コロナが落ち着いて動けるようになった時に、応援するために行こうというもありだと思うんですけど、『美味しいもの食べにいこう』というつもりで(気張らずに)行くことが一つ、喜びの数を増やしていく、ちょっとだけ私たちができることなのかなって思って」と話していた。

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2022年3月11日のニュース