笑福亭鶴瓶 ファンの女性と対面叶わず…亡くなった半年後に訪問「来たで!」 SNS感動

[ 2022年3月8日 20:30 ]

落語家の笑福亭鶴瓶
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 落語家・笑福亭鶴瓶(70)が、7日放送のNHK「鶴瓶の家族に乾杯」(後7・33)に出演し、ロケ先で運命的な出来事に遭遇する一幕があった。

 この日はゲストの女優・安藤サクラと、安藤がヒロインを務めた18年放送のNHK連続テレビ小説「まんぷく」のロケ地でもある滋賀・東近江市を訪れ、人々と交流した。

 そんな中で鶴瓶は、地元で「かっぱ」と呼ばれる食材(肉の部位)の正体を探るため、ある精肉店を訪れた。店番をしていた男性から「おふくろがむっちゃ師匠が好きで。もうちょっと早よ来てくれたら…6月におふくろ亡くなってしもた」と打ち明けられると、鶴瓶は「うそ!」と驚いた。

 男性の母は86歳で死去。生前、同番組を毎週欠かさず、楽しみに見ていたそうで、「ここにずっと座っとった」と店の後方を指差した。ロケは昨年12月。半年遅れの訪問となったが、鶴瓶は「お母ちゃん、来たで!なあ、言うたって!鶴瓶、来たでって」と、大声で何度も呼びかけていた。

 鶴瓶は、女性と交流があったという隣の飲食店も訪問した。「隣のおばあちゃんが俺を呼んで…。おばあちゃんが亡くなって、6月に。向こう(天国)から電話がかかってきて、おばあちゃんから『行ったって』って、おばあちゃんが言うてはったんや。電話がかかってきて、『私はもう逝きましたけど、向こう(店に)行ったって』って」と、しゃれた表現で経緯を説明していた。それを聞いた飲食店の女性は「おばあちゃん…」と涙していた。

 コロナ禍もあって、家族は女性を満足に送ることもできなかったが、収録後、「今回、鶴瓶さんが来てくれたことで、おばあちゃんに喜んでもらえた感じがした」と感謝していたことが、番組内で説明された。

 鶴瓶と女性との対面は叶わなかったものの、SNSには「素敵な回で泣けました」「永久保存してもいいくらい神回」「お肉屋さんのご家族の出来事と隣のパン屋さんの繋がりとお祖母さんへの愛がたくさんで暖かいのと涙  神回」「お肉屋さんすごい 鶴瓶さんに驚くというよりも、やっときたわ、ちょっと遅かったわって反応というか空気…来る運命やったというか」と感激の声が。家族の絆をあらためて感じられる内容に、「ロシアやウクライナまで鶴瓶が行ってたら戦争防ぐとこができたのではと(思う)」と、平和を願う声も見受けられた。

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2022年3月8日のニュース