ロシア政治専門家 打倒プーチンのキーマンはロシア国内に!?「軍に多大な影響力」「クーデター主導も」

[ 2022年3月8日 16:05 ]

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 ロシア政治を専門とする筑波大・中村逸郎教授が8日、日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」(月~金曜1・55)に生出演。打倒プーチンのキーマンはロシア国内にいると語った。

 中村教授が打倒プーチンのキーマンに挙げたのは、全ロシア将校の会のレオニード・イワショフ会長(78)。現役時代には陸軍大将などを務めた退役軍人。以前はプーチン支持を表明していたが、今年1月に「ロシアはウクライナ侵攻によって独立国家の地位を奪われるだろう」と声明を発表。ウクライナ侵攻に反対の意志を示すとともに、プーチン辞任を要求している。

 中村教授は「イワショフ会長は現役の軍人に対しても多大な影響力があり、クーデターを主導する可能性がある」と指摘。「全ロシア将校の会がどういうふうに世論とつながるかが大きなポイントになる」と続けた。

 さらに、軍の内部から反プーチンの声が挙がっていることについて、「今回の戦争はロシアを守るための戦争ではなくて、プーチン大統領が自分のための戦争で、軍を利用しているに過ぎないという声が、すでにイワショフ氏のようなところから出ているわけです」と解説。そして、「この人たちと世論、特に若者ですね。そこが一緒になって。プーチン政権打倒に立ち上がる可能性があります」と予想した。

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2022年3月8日のニュース