「65ちゃい」桑田佳祐ラストスパート!全国ツアー12・31まで残り4公演でファン酔わす

[ 2021年11月22日 04:00 ]

“高齢者”になったとは思えないほどの若々しいステージングを繰り広げる桑田佳祐
Photo By 提供写真

 サザンオールスターズの桑田佳祐(65)が21日、4年ぶりに開催している全国ツアーのさいたまスーパーアリーナ公演を行った。

 同所でのステージは9年ぶり。「生まれ故郷の埼玉に帰ってまいりました。飯能のムーミンとたわむれて、ここまで大きくなりました」と、神奈川県茅ケ崎市出身のスターが冗談を交えてあいさつ。「この2年の間、大変な世の中でした。再会できてうれしいです」と、最大収容人数の半分となる1万1250人の観客に呼び掛けた。コロナ下で1万人を超える動員は自身初となった。

 ブランクを経ても桑田節は絶好調だ。「皆さまに黙っていたことがあります」と切り出すと「私、高齢者になってしまいました。(2月に)65ちゃい(歳)に」と報告。「頻尿、物忘れに排尿障害。2階に行って“何で2階に来たんだろう”ということもしばしば」と自虐的に繰り出し、笑いを誘った。

 10年に食道がんを患って手術を受けているだけに「一度病気もしたのでありがたいという気持ちもあります」と、年を重ねることに幸せを感じている様子もうかがわせた。

 東京五輪の民放共同企画応援ソングの「SMILE~晴れ渡る空のように~」や、17年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌「若い広場」などを披露。「高齢者」を自称するが、汗を浮かべての若々しいパフォーマンスは相変わらずで、しゃがれた個性的な桑田ボイスでファンを酔わせた。

 埼玉公演は前日20日にも開催され、この2日間の模様が来年1月3日にオンライン配信されることが決まった。今ツアーは12月31日の横浜アリーナ公演まで残り4公演。最終日は恒例の年越し公演として開催予定で、高齢者・桑田が年末まで列島を熱くする。

続きを表示

2021年11月22日のニュース