あっかんべーするJK弁護士 幸澤沙良の「大胆」熱演にドラマ関係者も「感度が高い演技」

[ 2024年5月8日 05:30 ]

ドラマ内の再現であかんべーする幸澤沙良 (撮影・松永 柊斗)
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 女優の幸澤沙良(18)が主演するテレビ朝日ドラマ「JKと六法全書」(金曜後11・15)で大胆な“百面相”の演技を見せ話題となっている。弁護士資格を持つ現役女子高生が法廷で大暴れする物語。検察官に向かって“あっかんべー”をするなど、型破りな演技の連続に幸澤も「大胆にはっきりやるって決めています」と難役に体当たりで挑んでいる。

 一見、現実離れしたドラマに思われるが、実は司法試験の最年少合格者は18歳の高校生。“JK弁護士”の出現は夢ではない。さらにドラマにリアリティーを与えているのが幸澤の演技。時には弁護士として険しい表情を見せる一方で、女子高生らしい愛くるしい笑顔や、まるで反抗期のようなムスッとした顔も見せる。ドラマ関係者も「デビューから約1年半とは思えないくらい、感度が高い演技をしている」と舌を巻く。

 2022年に開催されたTBSの女優発掘プロジェクトで約5500人の中からグランプリを獲得。出演作は今回が4作目で、本人も今春に高校を卒業したばかりだ。

 「発掘プロジェクトの時は、自分に大きな特徴や武器がない“普通”であることがコンプレックスだった」と吐露。それが今では「だからこそ、作品ごとに役を輝かせ、その役柄の印象を各所で残せるような女優になりたい」と思い描く。多彩な表情で特別な役の女子高生弁護士を際立たせ、胸を張って女優としての存在を立証していく。 (山内 健司)

 《近年は18歳の司法試験合格者も》高校生弁護士は実現し得るのか。司法試験を受験するには、まず、法科大学院修了か司法試験予備試験の合格が必要となる。予備試験の受験年齢に制限はなく、昨年の予備試験では16歳の史上最年少合格者が誕生した。司法試験の受験年齢にも制限がなく、これまでに18歳の合格者が複数出ている。司法試験を合格した後は、1年間の司法修習を経て、弁護士資格を得ることができる。高校在学中に司法修習まで終えることができれば、高校生弁護士が生まれる可能性がある。

 《4月期リーガルドラマ“花盛り”》4月期はTBS「アンチヒーロー」、テレビ朝日「Destiny」、NHK連続テレビ小説「虎に翼」など、法廷を舞台にした「リーガルドラマ」が“花盛り”だ。民放関係者は「視聴者が期待する“勧善懲悪”が分かりやすく描かれ、痛快さがある。ドラマの本数が増える中、定番モノに人気が集中する側面もあるのでは」と語る。

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