八代英輝氏 安否不明の中国テニス選手とテレビ電話のIOCバッハ会長は「習近平国家主席と懇意なので」

[ 2021年11月22日 14:07 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(57)が22日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。国際オリンピック委員会(IOC)が21日に、中国の元副首相に性的関係を強要されたと訴えた同国の女子テニス選手、彭帥さんの安否が懸念される問題で、バッハ会長が同選手と30分間にわたりテレビ電話で通話し、無事を確認したと発表したことに言及した。

 IOCは「北京の自宅で安全かつ元気にしているが、今はプライバシーを尊重してほしい、と彼女は説明した」と疑念の打ち消しに努めた。来年2月の北京冬季五輪の開催に響きかねないと判断した中国当局がIOCと連携して事態の収拾に乗り出した格好。ただ詳細な経緯は不明で、国際社会が納得するかは不透明な状況になっている。

 八代氏は「彭帥さんの安否について一番最初に不安の声を上げたのはWTA(女子テニス協会)のサイモン会長。サイモン会長と安全な状況で自由にしゃべらせる、ということだったらまだ分かるんですが、ただそれでも安全な状況にいるのかどうか映像だけでは確認できない」とし、「よりによってここにIOCのバッハ会長が出て来るっていうのは…バッハ会長は習近平国家主席と相当懇意ですから、何らかの要請なり、北京五輪をうまくいかせたいと思っている当事者二人でもありますし、そこが何が気脈が通じるものがあってこういうことをしているのでは、と勘繰ってしまいます」と自身の思いを述べた。

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2021年11月22日のニュース