テレ朝 10月改編でもチャレンジ掲げ「全年齢層に対応」 超人気ドラマ新シリーズずらりの“最強”布陣

[ 2021年9月10日 17:45 ]

テレビ朝日の社屋
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 テレビ朝日は10日、10月改編説明会をリモートで行い、この秋の番組改編の骨子などを発表した。

 2020年の年間世帯視聴率ではプライム(P)帯(午後7~11時)が11.4%となり首位を獲得したテレビ朝日。10月改編の改編率は全日(午前6時~深夜0時)8・8%、ゴールデン(G)帯(午後7時~同10時)22・8%、P帯(午後7時~同11時)20・4%となった(前回4月改編は全日8・3%、G帯26・2%、P帯19・9%)。

 同局の西新コンテンツ編成局長は今回の改編について全体の方針として「ファミリー層を中心に全年齢層に対応したタイムテーブルを目指します。この10月もさまざまなチャレンジを続けます!」と説明した。

 改編のポイントは大きく分けて5つ。1つ目は6月末にNHKを定年退職した大越健介氏(59)をメインキャスターに迎えた「報道ステーション」(月~金曜後9・54)のリニューアルを掲げた。西編成局長は「圧倒的な取材力をベースにより深い視点・洞察を持った番組へと進化します!」とアピールした。

 2つ目は新旧織り交ぜたドラマをラインアップ。G帯には「相棒 season20」(水曜後9・00)、木曜ミステリー「科捜研の女 Season21」(木曜後8・00)、木曜ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜後9・00)の第7シリーズといった、同局が誇る大人気ドラマシリーズの続編が並ぶ“最強”布陣。さらに、若年層向けのコンテンツとしても「嵐」相葉雅紀(38)が主演する金曜ナイトドラマ「和田家の男たち」(金曜後11・15)、元乃木坂46で女優の西野七瀬(27)が同局で初主演する土曜ナイトドラマ「言霊荘」(土曜後11・00)、「なにわ男子」道枝駿佑(19)と「Snow Man」の目黒蓮(24)がダブル主演するオシドラサタデー「消えた初恋」(土曜後11・30)をそろえた。

 西編成局長は「あらゆる年齢層の皆様に楽しんでいただける最強の布陣で挑むと同時に若年層に向けては3本の新作深夜ドラマをラインアップし、さらにTELASAやABEMAと連動したさまざまな楽しみ方も提案します」と力を込めた。

 3つ目は「ファミリー層により楽しんで頂けるラインナップに!」として、水・木のゴールデン帯と土日午後10時台をバラエティーを改革。西編成局長は「家族全員で楽しんでいただける企画を編成すると同時に、週末の22時台や深夜帯では若年層に向けて既存のテレビの枠に捉われない、さまざまな企画を投入」と説明した。

 まずは、G帯の入口である19時台を強化。同局の弘中綾香アナウンサー(30)とお笑いコンビ「千鳥」のノブ(41)がMCを担当する「ノブナカなんなん?」(水曜後7・00)と、お笑いコンビ「かまいたち」とモデルで女優の白石麻衣(29)がG帯で初めてレギュラーMCを担当する「ウラ撮れちゃいました」(木曜後7・00)を配置した。

 さらに、土日の午後10時台には、現在放送中の「ブイ子のバズっちゃいな!」(木曜深夜0・15)をお笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二(45)MCの「電脳ワールドワイ動ショー」(土曜後10・25)としてリニューアル。お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の冠番組「くりぃむナンタラ」(日曜後9・55~10・25)もスタート。2004年からスタートした「くりぃむシリーズ」の第9弾で、放送中の「にゅーくりぃむ」(火曜深夜1・56)が“昇格”する形となる。

 4つ目は夜11時台や深夜バラエティーを大幅リニューアル。新番組として、月曜日には、有吉弘行(47)の人気バラエティー「有吉クイズ」(月曜深夜0・15)がレギュラー化。火曜日はお笑いコンビ「爆笑問題」と人気講談師の神田伯山(38)がMCを務める「まさかのルールはなぜできた!?作画プレゼン!刺さルール」(火曜深夜0・15)がスタートする。水曜日には、「日向坂46」齊藤京子(24)とお笑い芸人のヒコロヒー(31)がMCを務める新感覚・関係性トークバラエティー「キョコロヒー」(水曜深夜0・15)が11時台に“昇格”する。また、同局の「バラバラ大作戦」と題された、豪華出演者と若手クリエイターがタッグを組み、平日深夜に放送する新感覚エンタメゾーンも、14番組中7番組が新たにスタート&4番組がリニューアルし、刷新する。

 5つ目はスポーツ中継で「世界体操・世界新体操2021北九州」「サッカー カタールW杯アジア最終予選」「フィギュアスケートGPシリーズ/ファイナル」など、今年も注目の中継が用意されている。

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2021年9月10日のニュース