フジ解説委員・風間晋氏 池袋母子死亡事故、被告に禁錮5年判決に「実刑判決になったところが大きい」

[ 2021年9月3日 09:04 ]

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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が3日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。東京・池袋で2019年4月、乗用車が暴走し、母親(31)と長女(3)が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長の被告(90)に東京地裁が2日に禁錮5年(求刑禁錮7年)の実刑判決を言い渡し、被告の無罪主張を退けたことに言及した。

 裁判長は、被告が約10秒にわたり、ブレーキと間違えてアクセルを踏み続け、最大時速約96キロまで加速させた過失が原因と認定した。妻子を亡くした男性(35)は判決後、「むなしい思いもあるが、遺族が少しでも前を向いて生きていくきっかけになる」と話した。弁護側は、経年劣化などで電気系統に異常が生じ、ブレーキが利かなくなったと主張したが、判決は「車に異常や故障の痕跡は無く、仕組みや構造からも考え難い」と否定した。

 風間氏は「俗に求刑の7掛け、8掛けって言うじゃないですか。そうすると5年というのは、そんなものなのかなと思いますし、5年だからといって5年ずっと刑事施設にいるわけではない。ほとんどがそれよりも早く出てきますから、そういう意味ではあまり5年ということに僕自身はこだわってはいないんで、それ以上に実刑判決になったところが大きいと受け止めています」と自身の見解を述べた。

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2021年9月3日のニュース