東京五輪閉会式 大竹しのぶが歌声披露 子どもたちと「星めぐりの歌」でクライマックス

[ 2021年8月8日 22:09 ]

<閉会式>子どもたちと出演した大竹しのぶ(撮影・会津 智海)
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 東京五輪は8日、17日間の全日程を終え、無観客の東京・国立競技場で閉会式が行われた。式の終盤、子どもたちが星空を眺めながら夏の終わりを惜しむシーンでは、女優・大竹しのぶ(64)が登場し、宮沢賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」を披露した。

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が閉会を宣言した後、会場が暗転。ステージ上に杉並児童合唱団の子どもたちと手をつないで登場した大竹は「星めぐりの歌」をしっとりと歌い上げた後、ドビュッシー作曲の「月の光」に合わせてパフォーマンス。聖火が消えるのを見守り、式の最後を締めくくった。

 大竹は今月6日の広島原爆の日に自身のインスタグラムを更新。国際オリンピック委員会(IOC)が選手や大会関係者に黙とうを呼び掛ける対応をしなかったことを「少し残念」とし、「五輪がきっかけで世界からこの国に集まり、その日の朝を一緒に迎える世界中の人々と『二度と起きないように』という想いを込めて一瞬でも心を重ねて祈ることができたらいいな、と思っていた」と記していた。

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