前田旺志郎 俳優業専念のきっかけとなった大物監督との出会い「優しいおっちゃんていう感じ」

[ 2021年6月21日 11:49 ]

前田旺志郎
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 兄弟漫才コンビ「まえだまえだ」の弟で俳優の前田旺志郎(20)が21日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。俳優に転身したきっかけを明かした。

 旺志郎は小1だった07年、2学年上の兄・航基(22)と「まえだまえだ」を結成。同年のM―1グランプリでの準決勝進出や「エンタの神様」(日本テレビ系)出演で大ブレークを果たした。現在「まえだまえだ」は「ちょっとお休み中と言うか、お互い俳優としての活動を今はしています」と説明。NHKの朝の連続テレビ小説「おちょやん」に松島寛治役で出演するなどの活躍を見せている。

 NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」に出演している航基と演技の話はするかと聞かれると、「しないですね。全くと言っていいほど」。それでも「普段から一緒に遊んだりはしないですけど、大事な時には相談できる仲ですね」と明かした。

 本格的に俳優として活動することを決めたのは高校受験の時。中学まで大阪に住んでいたが、大阪の公立高校に行くか、東京に出て芸能活動を続けていくかの選択があったが「やっぱりやりたいなと。俳優という職業をもうちょっと続けてみたいと思って。ある種の覚悟を持ち始めて、そこから大きく変わったかなと思います」と話した。

 きっかけとなった作品は兄弟で初主演した11年公開「奇跡」(是枝裕和監督)だった。海外の映画祭で作品賞を受賞するなど話題となり、「自分が1回現場で手放したものが、1年後とかに広がってその時にいろんな反響をもらうというか。凄く嬉しくてやりがいのある仕事だなと思いました」と振り返った。是枝監督については「監督という職業がいかに凄いか全くわからなかったので、本当に失礼なんですけど、優しいおっちゃんていう感じでした」と苦笑い。それでも「当時何も分かってなかったし、本当に遊びに行っている感覚で。現場を楽しいと思わせてくれた最初の作品だったので」と力を込めた。

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2021年6月21日のニュース